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ルネイム編集部

5G到来で覚えておきたい動画広告の始め方【初心者向け】

5G到来で覚えておきたい動画広告の始め方【初心者向け】メインビジュアル

2020年はいよいよ第5世代移動通信システム「5G」が国内でサービス開始予定ですが、デジタルマーケティング業界へも大きく影響することが予想されています。

特に動画広告市場は急速に拡大しており、サイバーエージェント社による調査の結果、動画市場は2020年が3,289億円、2023年は5,065億円になる見込みであると発表しています。
参照:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施

つまり、今まで動画広告を行なっていなかった企業が次々に参入する見通しであり、実際に弊社でも動画広告に関するご相談を数多くいただいています。

現状でリスティング広告やSNS広告を自社運用してきた企業も、動画広告を始めるにあたって早急に体制を整える必要があるのです。

そこでこの記事では、これから動画広告の始め方や始める際のポイントについて解説しています。

目次

  • 5Gは今までと何が違う?

  • 通信速度の高速化

  • 画質の大幅な向上

  • 動画広告を始める際に必要なもの

  • 動画制作リソース

  • 運用体制

  • 動画広告の主要媒体

  • YouTube

  • Facebook・Instagram

  • Twitter

  • TikTok

  • まとめ

5Gは今までと何が違う?


まずは5Gについて簡潔にご説明させていただきます。
ここでは、5Gによる大幅な通信環境が改善されるという点にフォーカスして解説します。

通信速度の高速化

5Gによって最も現在と変わる点が「通信速度の高速化」です。
なんと5Gは現在の通信回線速度の「約100倍」と言われており、Wi-Fi環境でしか見れなかった重い動画もサクサク観ることが出来ると言われています。

また、通信速度と合わせて注目されているのが「超低遅延」「多数同時接続」といった点です。

超低遅延はタイムラグのないデータ通信のことで、一般的な動画だけでなく、VRやWEB通話の環境も大きく改善されます。

多数同時接続は「1平方キロメートルあたり、100万台以上のデバイスが同時接続可能」を意味します。
大勢が集まる場所でもノンストレスでインターネットへの接続が可能になるということです。

画質の大幅な向上

前述の「通信速度の高速化」に伴い、画質の大幅な向上が予想されています。

画質を上げる為には通信速度が大きく影響するので、今後は4K/8Kが更に日常的になり、動画シーンでも多く見られるようになるでしょう。

つまり、画質が向上するということは広告における動画クリエイティブのパフォーマンスが更に向上すると共に、動画広告の複雑化が予想されています。

広告フォーマットやオプションなどが多様化され、広告主や代理店は更に工夫していく必要があります。

動画広告を始める際に必要なもの

動画広告のイラスト

ここまでは5Gの概要について解説しましたが、ここからは実際に動画広告を始める際に必要なものをお伝え致します。
これから動画広告を始める方は必ずキャッチアップしておきましょう。

  • 動画制作リソース
  • 運用体制

それでは一つづつ詳細を解説していきます。

動画制作リソース

動画広告で最初に準備すべきことは、「動画制作リソースの確保」です。
これまで静止画での広告を行なってきた方は、最初に苦労するポイントかと思われます。

静止画と比べて、動画は動きや音声なども挿入出来るので表現の幅が広がります。
同時にクリエイティブの難易度も上がるので、自社で動画制作を一から始めることはかなり難しいです。

そこで広告代理店や動画制作会社へ依頼することをオススメしますが、ポイントは「動画クリエイティブの大量制作が可能」である会社選びをしなくてはなりません。

運用型広告は常に仮設→検証→改善→仮設→検証→改善…の繰り返しです。
多くの施策を繰り返すことで、精度の高い広告パフォーマンスへと昇華していきます。

その為には多くの動画クリエイティブが必要となるので、強固な動画クリエイティブ制作のリソースが必須となります。

また、自社の強みや特徴を動画に落とし込めるだけのクオリティも併せて重要ですので、「質+量」をこなせる動画制作部隊の確保を最優先として下さい。

運用体制

前述の動画制作リソースも含めて、運用・分析・改善できるノウハウなど、運用チームの体制を構築することが必須です。

動画広告に限らず、運用型広告は「出稿して終わり」ではないので、継続して運用できるだけの組織が必要となります。

そして、ユーザーの視聴状況や体感などを把握して、適切に施策へ落とし込んで行かなくてはなりません。
これらを自社のみで完結させることは簡単ではないので、外部リソースを確保して、専用の運用チーム作りを行いましょう。

現時点では動画広告のノウハウを持っている企業は少ないので、ライバルが少ない内に体制作りを進めていきましょう。

動画広告の主要媒体

動画広告を始める際の媒体種類も、しっかりと把握しておきたいポイントです。動画広告の主要媒体は下記の通りです。

  • YouTube
  • Facebook/Instagram
  • Twitter
  • TikTok

上記が動画広告の主要媒体です。
媒体別にそれぞれ解説していきます。

YouTube

動画広告で最もイメージしやすいのがYouTunbeかと思います。
インストリーム広告・ディスカバリー広告・バンパー広告など複数ありますが、今回は一般的によく使われるインストリーム広告について解説致します。

インストリーム広告のイメージ画像

YouTubeで動画を視聴中に上記のような広告をご覧になったことがあるかと思います。
これがインストリーム広告です。

視聴する動画と同じ面に配信することが出来るので、インパクトが強く動画のクオリティや構成が高いほど訴求力が増します。
同時に、動画の視聴前後途中で配信される広告ですので、ユーザーの興味を惹けない広告はネガティブイメージを持たれる可能性があります。

動画自体にストーリーを持たせ、ユーザーに単なる広告ではなく「良い動画」と思ってもらえたら認知拡大やブランディングに大きな影響を与えます。

<配信面>
YouTube動画コンテンツと同様

<掲載の仕組み>
・動画広告の再生前後、または再生の途中に広告が再生
・広告再生から5秒経過後にユーザー自身が広告をスキップ可能

<料金>
・ユーザーが動画広告を30秒間視聴した場合に課金
・30秒未満の広告動画の場合は最後まで見た場合に課金

Facebook・Instagram

Facebook・Instagramは共通して Facebook社が運営しているので同じ広告管理画面から配信することが可能です。
フィード広告・ストーリーズ広告・モバイルアプリ広告が可能です。

ここではよく見かけると思われるフィード広告・ストーリーズ広告について解説致します。

FacebookとInstagramの動画広告イメージ

Facebook・Instagramにおけるフィード広告・ストーリーズ広告は上記のようなイメージですが、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。

フィード広告はユーザーがフォローしているアカウントの通常投稿と同じように配信される為、高い視聴率が期待できます。
広告に対するネガティブイメージも比較的少ないと言えるでしょう。

ストーリーズ広告はユーザーが、フォローしているアカウントのストーリーズ投稿の合間で配信されるもので、こちらも比較的視聴率は高めです。

<配信面>
フィード広告:通常投稿と同様
ストーリーズ広告:通常ストーリー投稿と同様

<掲載の仕組み>
フィード広告:フィードをスクロールすると広告表示
ストーリーズ広告:投稿の再生前後、または再生中に広告表示

<料金>
・15秒再生する毎に課金
・動画をリプレイした時間は除外

Twitter

Twitterは国内ユーザー数4,500万人超を誇る国内2位のSNSです。(2018年10月時点)
多くの利用者を抱えるTwitterで動画広告を出稿する場合、主な配信面はプロモツイート・プロモトレンド・プロモアカウントの3種類です。
参照:Twitterの月間アクティブユーザー数は日本で4500万超

Twitter動画広告イメージ

Twitterは拡散力の高いSNSで、うまく活用すれば自社の認知拡大に大きな効果をもたらしてくれるでしょう。

Twitter広告のターゲティングは「キーワード」「フォロワー」の2つの特徴的なターゲティングがあります。

「キーワードターゲティング」は特定のキーワードを含むツイートをしたユーザー及びそのツイートに反応して何らかのアクション(リプライなど)をしたユーザーへ配信することが出来ます。

一方、「フォロワーターゲティング」は指定したTwitterアカウントのフォロワー及び類似フォロワーへ配信することが出来ます。

商材や用途によって効果的なターゲティングをしましょう。

<配信面>
・プロモツイート
・プロモトレンド
・プロモアカウント

<掲載の仕組み>
・プロモツイート:タイムラインをスクロールすると広告表示
・プロモトレンド:検索タブの「おすすめトレンド」に広告表示
・プロモアカウント:タイムラインの「おすすめユーザー」や検索結果に広告表示

<料金>
動画を動画がタイムラインに100%表示されてから3秒再生する毎に課金

TikTok

TikTokは急成長中のSNSで、「TikTok Ads」という運用型広告のプラットフォームを提供しています。

現在はまだ利用している企業は少ないですが、2~3年後には「FacebookやTwitterと肩を並べる」と言われています。

TikTokはその特性上、動画広告に特化した広告プラットフォームとなっています。

TikTok広告のイメージ画像

TikTok Adsの特徴は全てのSNSの中で最もAIの精度が高いと言われています。

レコメンド機能が特に発達していて、商材に興味を惹きやすいユーザーに広告配信がしやすくなっており、自動入札を設定した場合には過去の運用データに基づき、コンバージョン率が高いユーザーへターゲティングすることが可能となっています。

また、TikTok Adsは2018年12月に開始して、広告を出稿している企業が少ないので、費用対効果が高いと言われています。

<配信面>
・起動画面
・#チャレンジ
・インフィード(通常投稿画面)

<掲載の仕組み>
・起動画面:1日1社限定の純広告枠
・#チャレンジ:タイアップ枠
・インフィード(通常投稿画面):5~15秒ほどの全画面動画

<料金>
・インプレッション課金型:広告表示回数1,000回単位で料金が発生
・クリック課金型:広告内のリンク先がクリックされる毎に課金
・再生課金型:広告が一定時間以上再生されるたびに課金
・最適化クリック課金型:ユーザーのコンバージョン確率に応じて、クリック単価を自動調整

まとめ

今回は「5G到来で覚えておきたい動画広告の始め方」というテーマでお伝えしました。

動画広告は、静止画やテキストでは伝えられない部分まで訴求することができ、その場でサイトに訪問することが可能な為、購買アクションを起こしやすくなっています。

今後間違いなく運用型広告の主要になると言われていますので、既に運用型広告を行なっている企業も早い段階で、動画広告の体制を整えていきましょう。

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この記事を書いた人

ルネイム編集部

マーケティング担当者の方へ向けてマーケティングに関する様々なお役立ち情報を発信しています。